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- 経理は転職しやすい?
- 経理の転職はどう進めればいい?
- 経理の転職にポイントやコツはある?
こんな悩みはありませんか?実は経理の転職には成功するためのポイントがあります。経理は専門性が高い仕事であり、経験やスキルをうまくアピールする必要があるから。
私は転職活動を2年以上経験し、経理として年収100万円アップの転職に成功。長期の転職活動を通して、経理の転職にはうまくいくポイントがあることを学びました。
この記事では、実際の転職活動経験をもとに経理の転職の始め方やポイントを解説しています。この記事を読むことで、経理の転職活動を効果的に進めるコツが分かりますよ!
結論として、経理の転職活動は以下のように1年以上時間をかけることがおすすめ。
- 転職エージェントに1〜3社登録
- 転職書類を準備し職歴を可視化
- 転職エージェントとの面談を受けて転職事情を学ぶ
- 自分の今の市場価値を知る
- 転職の軸を決める
- 将来キャリアまで考える
- 実務や資格で市場価値を高める
- 転職エージェントに5社登録
- 求人増のため転職サイトに登録
- 1年の準備をベースに応募〜内定
各ステップで経理ならではのポイントがあるので、転職活動を成功させるためにおさえておきましょう!
転職活動を始めたい経理部員は転職エージェントの登録から始めましょう!以下の記事では経理におすすめの転職エージェントをまとめています。実際に経理転職した際に利用したサービスを中心に徹底調査しました。
経理は転職しやすい?難しい?【経理は転職しやすいです!】
【結論】経理は転職しやすい仕事
経理はその専門性と汎用性から、転職しやすい仕事といえます。
経理の専門分野である会計は、どんな業種や規模の企業でも必要となものだから。経理のスキルは汎用性が高く、異なる業種や規模の企業でも活用することができます。
私の場合中小企業で経理をしていましたが、その経験はベンチャーから大企業までどの規模の経理採用での面接でも評価されました。実際にメーカーの経理からIT企業の経理へと、業界を変えた転職にも成功しています。
ただし場合によっては経理に転職しやすい人、経理への転職が難しい人がいるので注意が必要です。
経理は一般的に転職しやすいですが、人によって難易度は変わります。
経理に転職しやすい人は市場価値の高い経験を積んでいる
経理に転職しやすい人は、市場価値の高い経験を積んでいることが特徴。経理として求められる経験を持っておけば、多くの業界や規模の経理に適応できるからです。
例えば以下のような業務経験があると、経理として市場価値が高いといえます。
- 月次決算
- 連結決算
- 管理会計
- 税務申告
- 会計システム導入
- マネジメント
このような業務経験は様々な会社の経理に汎用性があるため、転職しやすいです。経理として転職する可能性がある場合は、積極的に市場価値の高い経験を積むようにしましょう。
経理に転職が難しい人は経理の経験が乏しい
経理に転職が難しい人は、経理の経験が乏しいことが特徴です。経理は専門性の高さゆえに、経験のない人や浅い人の転職が厳しい仕事だから。例えば以下のような人は、経理への転職が難しい場合があります。
- 経理未経験
- 経理経験が3年未満
- 市場価値の高い仕事を経験していない
私の場合も経理経験1年のときは、転職活動でどの企業にもほとんど相手にされませんでした。経理は専門性が求められることもあり、経験が浅いと転職が難しい場合が多いです。
>>経理は転職しやすい?難しい?(準備中)
経理経験がない・浅い場合でも、意欲と努力があれば経理に転職することは十分可能です!
経理の転職の始め方
現状への不満や将来への不安があると、転職を考え始める人が多いです。経理部員にも転職でより良い環境を手に入れた人は大勢います。
私も経理の転職で年収100万円以上アップしました!
経理のよくある転職理由
経理部員のよくある転職理由は、以下のように「年収・キャリア・環境」の大きく3つに分けられます。
- 年収に不満がある
- キャリアに不安がある
- キャリアアップしたい
- 人間関係が悪い
- 職場環境を良くしたい
しかし実際の転職で使う転職理由は「キャリア」に関するものがおすすめです。書類や面接で応募先企業に伝える転職理由は、ポジティブである方が好印象を与えるからです。
以下のように年収・環境による転職理由は、どうしてもネガティブな印象を与えてしまいます。
ネガティブな転職理由
- 年収アップが見込めない
- 業務の割に年収が見合っていない
- 直属の上司との相性が悪い
- お局が原因で雰囲気が悪い
一方でキャリアによる転職理由はポジティブな印象を与えることが多いです。
ポジティブな転職理由
- 上場企業の経理に携わりたい
- 管理会計にチャレンジしたい
- 連結決算業務に携わりたい
あなたがもし採用する側だとしても、ポジティブな理由で転職を考える人の方が印象は良いですよね。
このように経理のよくある転職理由は、他の職種と同じです。実際に転職理由を伝える際はキャリアの視点からポジティブな理由を伝えることがおすすめですよ!
>>経理のよくある転職理由の特徴とは?(準備中)
経理部員も様々な悩みや不満があります…
経理の転職の流れ【基本は他の職種と同じ】
経理の転職の流れは他の職種と同じです。経理の仕事は業務独占資格がある仕事ではなく、どの企業にも必要とされる一般的な仕事だから。具体的に経理の転職は以下の7ステップで進行することが多いです。
- 転職サービスの検討
- 自己分析
- 求人情報収集
- 書類作成
- 応募
- 面接
- 内定
経理として転職経験がある私も、基本的には上記の流れで転職活動を進めました。このように経理の転職の流れに特別なものはありません。
【1年以上時間をかけろ!】経理の転職おすすめロードマップ
転職の流れが普通だからといって、よく考えずに転職活動するのはNG!経理は1年以上転職活動に時間をかけることがおすすめです。長く働くほど経理の市場価値は高まりやすく、転職先の幅が広がるから。
具体的には以下のようにじっくり転職活動に取り組めると、ミスマッチのない転職につながります。
- 転職エージェントに1〜3社登録
- 転職書類を準備し職歴を可視化
- 転職エージェントとの面談を受けて転職事情を学ぶ
- 自分の今の市場価値を知る
- 転職の軸を決める
- 将来キャリアまで考える
- 実務や資格で市場価値を高める
- 転職エージェントに5社登録
- 求人増のため転職サイトに登録
- 1年の準備をベースに応募〜内定
私のおすすめする転職ノウハウは上記のスケジュールで進めます。この流れでじっくり転職することが重要です。
転職活動に1年以上かける転職ノウハウの詳細はこちらの記事をご覧ください。
>>経理は転職活動に1年以上時間をかけよう!
転職活動に2年かけた人は少ないので、独自のノウハウを紹介できます。
【経理部員の転職が成功するために】転職活動での重要ポイント
ここでは経理の転職活動でのポイントを解説します。以下の転職活動項目で経理特有のポイントがあります。
- 履歴書
- 職務経歴書
- 志望動機
- 自己PR
- 面接
経理の履歴書の書き方
履歴書は基本情報を明確に記載することが重要です。具体的には以下のような項目を記載します。
- 氏名・住所・電話番号
- 学歴・職歴
- 免許・資格
- 志望動機
- 通勤時間
- 扶養家族数
- 配偶者有無
- 本人希望
履歴書は氏名、学歴、職歴などの基本情報を確認するための書類です。履歴書を適切に記載し、採用担当者が職務経歴書を読みたくなるように誘導しましょう!最重要ポイントは漏れや誤りなく記載することです。
>>経理の履歴書の書き方
経理は数値を扱う仕事。履歴書できちんとした印象を与えましょう!
経理に強い職務経歴書の書き方
経理に強い職務経歴書を作成するためには、以下5つを詳細に記載することが重要です。
- 基本情報
- 職務要約
- 職務経歴
- 活かせる知識・資格・スキル
- 自己PR
職務経歴書は自由形式ですが、基本的にはこの5つの項目が必須。経理としての具体的な業務内容や成果を詳細に記載することで、経験とスキルを明確にアピールできます。経理の転職に使える職務経歴書の一例は以下のとおりです。
- 基本情報
タイトル:職務経歴書
日付:履歴書と合わせる
氏名:山田 X郎
- 職務要約
大学卒業後AXX株式会社に入社し、経理として月次・年次決算を中心に7年経験。決算業務の確実な対応に加え、月間50時間の業務効率化実績が評価され経理主任に昇進した。決算業務の取りまとめ、経理システムの有効活用による業務効率化、部下2名のマネジメント等を担当し、現在に至る。
- 職務経歴
AXX株式会社
[期間]20XX年4月~現在
[事業内容]製造業、オフィス用品の製造・販売
[従業員数]900名 [資本金]3億円 [売上高]300億円(20XX年度)
期間:20XX年X月~20XX年X月
本社経理部経理課 担当(経理部員10名)
□月次決算
月次仕訳、仮勘定の整理、経過勘定の計上、減価償却費計上等
□年次決算
決算整理仕訳(見越し処理、繰延処理、減価償却計上)
決算報告書作成(貸借対照表、損益計算書)
□決算業務の効率化対応
関係部署への事前対応依頼強化、決算作業の業務フロー見直し等により、決算日程を約1日短縮することに成功した。
- 活かせる知識・資格・スキル
月次決算・年次決算・税務申告といった経理業務全般の幅広い経験
日商簿記検定試験2級(20XX年XX月取得)
TOEIC公開テスト スコア700点(20XX年XX月取得)
使用ソフト / Word , Excel , PowerPoint , 会計ソフト(PCA会計)
- 自己PR
私は、現状をより良く改善することを得意としています。前職では、決算担当として確実な決算対応に責任を持って働いてきました。
さらに決算業務をより良く改善する視点を持ち、決算作業の業務フロー見直し等により決算日程を約1日短縮することに成功しました。貴社では、経理業務に単なる作業ではない付加価値をつけることを目指しているとお伺いしています。
私の現状を改善する強みを活かして、経理業務の付加価値を高めていく一助になれるのではと考えております。
経理に強い職務経歴書を作成するために、具体的な業務経験や役割、成果、資格、スキルを詳細に記載しましょう。職務経歴書を充実させることで、採用担当者はあなたの経理としての経験とスキルを正当に評価することができます。
>>経理の転職に強い職務経歴書のポイント
職務経歴書は就活ではなかった書類。なんとなくで書かないように注意しましょう!
経理の志望動機
経理の志望動機は大きく分けて、「自分を採用するメリット」「会社と自分の接点」の2つを記載しましょう。転職では自分とその会社がどちらも幸せになることが重要だからです。
例えば以下のような志望動機を書くことで、その会社で経理として働きたい理由が明確になります。
- 自分を採用するメリット:同業界で4年間の経理経験を持っている
- 会社と自分の接点:経験ある業界で、経理担当者として成長できる機会がある
一例としては以下のとおり。
食品メーカーの経理として4年間勤め、経費精算、仕訳処理、月次決算などを担当してきました。前職と同業界の貴社で自身の経験を活かしながら、経理担当者としてキャリアの範囲を広げ事業に貢献していきたいと考えています。
経理の転職での志望動機は、「自分を採用するメリット」と「会社と自分の接点」の2つを考えましょう。経理はどの会社にもある仕事なので、志望動機の伝え方に注意が必要ですよ。
>>経理の志望動機の考え方と伝え方
経理の自己PR
経理の自己PRでは、以下の3つを伝えましょう。
- 自分がどのような強みを持っているか
- これまでどのような業務経験やスキルを積んできたか
- 入社後はどのように役立つことができるか
経理の仕事は専門性が求められるので、経理としての経験を具体的に示すことで採用担当者からの評価が高まります!経理の自己PRの例を項目ごとに分けてご紹介します。
- 強み
私は、現状をより良く改善することを得意としています。
- 経験と実績
前職では、決算担当として確実な決算対応に責任を持って働いてきました。さらに決算業務をより良く改善する視点を持ち、決算作業の業務フロー見直し等により決算日程を約1日短縮することに成功しました。
- どのように役立てるか
貴社では、経理業務に単なる作業ではない付加価値をつけることを目指しているとお伺いしています。私の現状を改善する強みを活かして、経理業務の付加価値を高めていく一助になれるのではと考えております。
経理の自己PRでは具体的な経理経験や実績、自分を採用するメリットや人間性をアピールしましょう。
>>経理の自己PRで評価されるアピールポイント
採用担当者に自分の経理としての価値を理解してもらうイメージです!
経理の面接対策
経理の面接対策としては、主に自己紹介、転職理由、志望動機、逆質問への準備が重要です。経理はどの会社にもある仕事だからこそ、人によって経験業務に幅があります。
面接では転職理由や志望動機に盛り込んで、自分の経理経験を明確に伝えましょう。以下で私が転職面接時に実際に受けた質問とその回答例をご紹介します。
- 自己紹介をしてください。
私はまめぐまと申します。前職では、日々の仕訳処理や経費精算に加え、月次・年次の決算業務、月次分析と報告、税務申告などの業務を幅広く担当しておりました。
- 転職理由を教えてください。
現職では経理として幅広い経験を積ませていただきました。しかしながら未上場中小企業という企業規模のため、どうしても経験できない業務があります。そのため今後のキャリアアップを見越して転職を決意しました。
- 転職先としてなぜ弊社を志望しているのですか?
経理としてキャリアアップを図りたいと思い、御社のグローバルな環境に魅力を感じました。
- 何か全体を通して質問はありますか?
御社が経理部員に求める素養としてどのようなものがあるか、お聞かせいただけませんでしょうか。
経理の面接対策として、自己紹介、転職理由、志望動機、逆質問への準備をしましょう。経理としての経験やスキル、自分がどのように組織に貢献できるかを明確に伝えることが重要です。
>>経理の面接が成功する3つの対策
面接対策をきっちりしておけば、本番でも過度な緊張をしなくてすみますよ!
経理に資格は必要!「簿記」は経理の転職で有利な資格
経理の転職で簿記が有利な理由
簿記の資格は、経理の転職において有利になります。簿記の資格を持つことが経理の転職で有利になる理由は以下の3つ。
- 経理の仕事と親和性が高い
簿記の資格は、経理の仕事に直結します。そのため簿記の資格を持っていることで、経理としての素養をアピールすることが可能です。
- 会計スキルの証明になる
簿記の資格は、級ごとに小規模企業から大企業まで幅広い知識を得ることができます。特に簿記2級以上の資格を取得できると、転職時には会計スキルの証明になります。
- 企業からの知名度が高い
簿記の資格は経理だけでなく、人事や総務部門、営業部門の人にも知られています。そのため転職時にも簿記の資格を取得していることを認知してもらいやすいです。
以上の理由から、簿記の資格を持っていると経理の転職において有利になります。逆に言えば、転職時にライバルの経理部員は簿記の資格を持っていることがほとんど。これから転職を考えている経理部員は、簿記の資格取得が重要です。
経理に簿記の知識を求める会社が多いです。
経理の転職では最低限「簿記2級」を取得しておこう
経理の転職を考えている人は、最低限「簿記2級」の資格を取得しておくことがおすすめ!簿記2級は、商業簿記に加えて工業簿記の経理や会計について一定以上の知識を持っていると評価されるからです。
私が転職をする際も、転職エージェントに「経理の転職なら簿記2級は最低限ほしい」と言われました。実際に簿記2級が応募資格となっている経理の求人は多いですよ!
経理の転職では最低限「簿記2級」の資格があると便利です。初めての転職を検討する経理部員の方は、まず簿記2級を取得しましょう。
簿記も含めた経理に役立つ資格については、以下の記事をご覧ください。経理は資格が評価されやすい仕事なので、気になる資格がないか確認してみましょう。
>>経理に役立つ資格12選
簿記2級の次におすすめな資格は簿記1級・TOEIC・USCPA
簿記2級の次におすすめな資格は、簿記1級、TOEIC、USCPAです。これらの資格は経理の転職市場での競争力を高めてくれるから。
- 簿記1級
簿記2級より高度な会計の知識が求められ、上場企業や大企業の経理で役立ちます。簿記1級を持つ経理部員は極めて少ないので、上場企業や大企業の書類選考で採用担当者の目に留まりやすい資格です。簿記1級を持つ同僚の経理部員は、一味違う会計知識を持っている印象があります!
- TOEIC
英語力は汎用性が高いので、英語ができる経理部員は転職市場で有利になります。グローバル企業や外資系企業への転職では、TOEICの点数が経理の転職の一つの指標です。私もTOEIC700点ほどで外資系企業の経理に転職できました!
- USCPA(米国公認会計士)
アメリカ各州が認定する公認会計士資格で、グローバルに活躍したい経理部員は取得すると有利な資格。USCPAは財務会計や監査など幅広いビジネス知識を得ることが可能です。会計×英語の証明にもなるので、とくに外資系企業の経理を目指す人はおすすめですよ。
簿記2級を取得した後は、簿記1級、TOEIC、USCPAの取得がおすすめです。これらの資格を取得できると、経理部員の転職やキャリアアップをより有利に進めることができます。
>>経理に役立つ資格12選
私も実際に転職エージェントからこの3つをおすすめされました!
経理の転職で後悔しないために知っておくべき5つのポイント
転職に後悔してしまう経理部員は一定数います。転職で後悔しないように、以下の5つのポイントを押さえておきましょう。
- 今までのキャリアの棚卸しや自己分析を徹底する
- 経理としての将来キャリアを考えておく
- 転職の軸を持って転職活動をする
- 経理に強い転職エージェントの利用を検討する
- いつでも転職できる状態にしておく
今までのキャリアの棚卸しや自己分析を徹底する
転職活動中に今までのキャリアの棚卸しや自己分析を徹底することが重要です。これにより自分の強みや生かせるスキル、そして目指すべきキャリアの方向性を明確にすることができるから。
私の場合キャリアの棚卸しと自己分析の結果、以下のことが分かりました。
- 幅広い経理経験が自分の強み
- TOEICの点数も評価されそう
- ワークライフバランスは保ちたい
- 転勤はしたくない
- 年収アップしたい
もし自己分析ができていないと、年収が上がらない転職をして後悔してしまった可能性もありますよね。
結果としてワークライフバランスが良く転勤がない外資系企業へ転職し、年収アップも達成できました!
転職を考える人にとって、自己分析とキャリアの棚卸しは必須です。これにより、自分の意思と異なる転職をしてしまう危険性を下げることができますよ。
経理としての将来キャリアを考えておく
経理としての将来キャリアを考えることは、今回の転職においても重要です。経理のキャリアパスは幅広く、企業の規模や業界によって求められるスキルや経験は異なるから。
例えば大企業やメーカーの経理で求められるスキルには以下のような特徴があります。
- 大企業
グループ企業を持つことが多く、連結決算の経験やスキルを求められる
- メーカー
製品ごとのコストや損益分析をするため、原価計算の経験やスキルを求められる
将来キャリアを考慮すると、経理の中でも強みを持つことが重要です。今回の転職は一時的なものではなく、長期的なキャリアの一部。将来の経理キャリアを見据えた転職活動を心掛けましょう。
転職の軸を持って転職活動をする
転職の軸を明確に持ちましょう。転職の軸とは、転職で叶えたいことや働くうえで譲れない条件のこと。
転職の軸が曖昧だと、自分が転職後どのような状態になれば転職に成功したといえるのかわかりません。転職の軸には以下のようなものが該当します。
- 仕事内容
- やりがい
- 年収
- 福利厚生
- 勤務場所
- 残業量
- 働き方
- 業界・職種
- 企業規模
- 職場の雰囲気
転職軸が曖昧なまま転職すると、入社後にミスマッチが起きて転職に後悔してしまう可能性が高まります。転職の軸は転職による自分の希望を整理するためにも重要ですよ。
なんで転職したいのかを徹底的に考えましょう!
経理に強い転職エージェントの利用を検討する
経理の転職を考える人は、経理に強い転職エージェントの利用がおすすめです。経理の転職は専門性が高いため、自分の強みや市場価値がわかりにくく非公開の求人も多いから。
これらの課題を解決するためには、経理に特化した転職エージェントの利用が有効です。
例えばMS-Japanは管理部門に特化した転職エージェントで、経理に精通した担当者が経理部員の転職活動をサポートしてくれます。90%が非公開求人のため、MS-Japanでのみ出会える経理求人も多数ありますよ。
経理に強い転職エージェントを利用することで、自分の市場価値を把握し、応募する求人数を増やすことが可能になります。
私おすすめの転職エージェントであるMS-Japanの評判はこちらの記事をご覧ください。
>>MS-Japanの口コミ評判を徹底調査
いつでも転職できる状態にしておく
いつでも転職できる状態にしておくと、会社に縛られず自分らしく働くことができます。会社に依存して耐える必要がなく、「転職をする」という選択肢をいつでも持つことができるから。
例えば私の場合、いつでも転職できるように経理としての市場価値を日々意識しています。たとえ面倒でも市場価値の高そうな業務に積極的に関わっておくことで、いつでも転職先がある状態を作ることにつながるのです。
自分の市場価値やキャリアの方向性を常にチェックし、スキルを磨き続けることでいつでも転職できる状態を保つことが可能になりますよ!
>>経理の転職で後悔しないためのポイント(準備中)
今後転職は普通の選択肢になっていきます。
経理の転職でよくある質問
未経験だけど経理になれる?
未経験でも経理になることは可能です。実際に私の会社やSNSなどで見ると、未経験から経理に転職した人がいるから。例えば、SNSでは以下のように未経験から経理になった方が大勢います。
転職エージェントに相談しに行ったら「紹介できる求人はありません。」と言われて、「未経験から経理なんてムリなのかー」と正直思った。けど、諦めずにしっかりと準備をした後、思い切って一般応募したらJTCにスルッと入れたね。相談は大事なんだけど、決めるのは他人じゃなくて自分。
— ポーラー☕JTC経理マン (@polar_11381) March 27, 2024
未経験でも戦略次第で転職できると思います!
— タナカ@地方転職×経理 (@johntanaka) March 25, 2024
僕は簿記3級で未経験から経理に転職しましたよ😁
このように未経験でも以下のような対策をすることで、経理になることは十分可能です。
- 簿記2級以上の資格を取得して、経理の基本的な知識を身につける
- 転職エージェントを利用する
- 経理未経験者歓迎な企業の求人に応募する
これらの方法を活用すれば、未経験者でも経理になることが可能ですよ。
経理の転職でスキル不足じゃないか不安…
経理の転職においてスキル不足を感じることは多いですが、不安になる必要はありません。経理の仕事は学習意欲と経験があれば、転職後にスキルを身につけることが可能だからです。経理の仕事には以下のような特徴があります。
- 同じ業務を月次や年次などのスパンで経験できる
- 業務の中身が大きく変わることがあまりない
- ルールや規則に沿った業務が多い
経理の仕事は学習しながら何度も経験することで、スキルを身につけることが可能です。経理の転職は新たなスキルを学び、自己成長できる機会と捉えましょう。
スキル不足は、経理経験を積めば自然と解消されます。
経理はやめとけと言われるのは本当?
「経理はやめとけ」という声もあるとおり、経理職が全ての人に適しているわけではありません。経理には以下のような特徴があるからです。
- 業務の専門性が高く分かりづらい
- 月末などの繁忙期は激務になりやすい
- 成果を可視化しにくく評価されにくい
- デスクワークが多く一日中座りっぱなし
- AIやRPAの発展で仕事が減少する
- インセンティブがなく平均年収が低め
- 人間関係が狭くなりがち
- 同じ業務の繰り返しになりやすい
経理の特徴を受け入れられない人は、経理で働き続けるのはやめておく方がいいです。経理の特徴と自分の性格や強みを整理して、経理が自分に合っているかどうかを判断しましょう。
>>「経理はやめとけ!」と言われる9つの理由
>>経理に向いている人・向いてない人の特徴
経理の転職時期はいつがおすすめ?
経理は常に転職市場で需要があるため、時期は関係なくいつでも問題ありません。ただ強いていうと、1月〜2月は増員募集による経理の求人が多くなる時期です。日本では3月決算の企業が多く、4月からが繁忙期のため経理の人手が必要不可欠になってくるから。
1月〜2月の求人に応募する場合は4月入社が想定されるため、経理の人材確保を狙った求人が増える傾向にあります。
経理の転職で求人が増えるのは1月〜2月です。しかしどのタイミングでも経理求人は一定数あるので、転職時期を気にする必要はありません。
私は4〜5月に応募して、8月入社でした!
では経理の転職はいつから始めるべきでしょうか?結論は「転職を検討しだしたらすぐ。」です。詳細は以下の記事をご覧ください。
>>経理の転職はいつから?
経理の仕事はなくなる?将来性はある?
経理の仕事に将来性はあります。経理の専門知識や経験を活かした判断や意思決定は、重要な仕事として残るからです。
私は経理へのRPA導入プロジェクトリーダーの経験がありますが、経理の仕事がすべてなくなるとは思いません。AIやRPAの進化により、仕訳記入や売掛金の消し込みなどの単純な経理業務は自動化されます。しかし重要な業務は人間の意思が必要になるため、AIやRPAはあくまで経理のサポート役にすぎません。
経理として活躍するためには、単純な業務を早くやめて意思決定に関わる重要な業務を経験することが大切です。
>>経理の仕事はなくなる?なくならない?
財務会計分野から管理会計分野に転職できる?
経理は大きく財務会計と管理会計に分かれます。私もその一人ですが、財務会計分野から管理会計分野に転職することは可能です。経理部員が管理会計分野に転職するロードマップは以下のとおり。
- 財務会計を1年以上経験
- 転職エージェントに1社登録
- 管理会計の勉強
- 管理会計を仕事に活用
- 転職エージェントに5社登録
- 転職サイトに登録
- 管理会計を仕事にするための転職活動
管理会計職は求人が少ないので、管理会計に専門性をつけたい経理部員は戦略的な転職が必要になります。
>>管理会計職(FP&A)への転職成功率を高める超具体的ロードマップ
経理は転職しやすい!経理の転職のポイントを押さえて転職活動を進めよう
経理は転職しやすい仕事です。経理部員は以下の流れで転職活動を進めることがおすすめ。
>>経理部員におすすめの転職ノウハウ
- 転職エージェントに1〜3社登録
- 転職書類を準備し職歴を可視化
- 転職エージェントとの面談を受けて転職事情を学ぶ
- 自分の今の市場価値を知る
- 転職の軸を決める
- 将来キャリアまで考える
- 実務や資格で市場価値を高める
- 転職エージェントに5社登録
- 求人増のため転職サイトに登録
- 1年の準備をベースに応募〜内定
経理の転職には、以下のとおり経理ならではのポイントがあります。
- 履歴書の書き方
- 職務経歴書の書き方
- 志望動機
- 自己PR
- 面接対策
これらのポイントを押さえておけば、経理の転職がうまくいく可能性が高まりますよ!
経理の転職では、まず転職サービスの検討から転職活動を進めましょう。転職活動を始めたい経理部員は転職エージェントの利用から検討してみてください。