この記事には広告を含む場合があります。
記事内で紹介する商品を購入することで、当サイトに売り上げの一部が還元されることがあります。
- 経理の仕事って忙しすぎない?
- 無駄な業務のせいで残業が多い…
- 残業を減らしたいけどどうしたらいい?
こんな悩みはありませんか?実は経理の忙しさは会社・担当業務・業務への慣れの3つで変わります。なぜなら経理の仕事は会社や担当によって幅があるから。
私は経理として5年以上働いています。その間2社4拠点の経理部で働き、経理の忙しさの違いを実感してきました。
この記事では経理が忙しすぎる理由とその改善方法を解説しています。この記事を読むと忙しすぎる現状を改善する方法がわかり、簡単に一歩を踏み出すことができますよ!結論、経理が忙しすぎる理由は以下3つ。
- 会社が残業体質だから
- 決算業務や税務申告など担当業務が忙しい性質のものだから
- 経理業務に慣れていないから
経理の忙しさを改善する方法は以下3つ。
- 改善度大:転職する
- 改善度中:担当業務を変更する
- 改善度小:経理業務を効率化する
経理の忙しさは、その緊急度によって改善方法を選んで対策しましょう!
経理の平均残業時間はどれくらい?
経理の平均残業時間は20〜30時間
経理の残業時間は、一般的に月平均20〜30時間程度と言われています。
基本的に経理は残業が少なめで、月平均20時間から30時間程度と言われています。
引用:パソナキャリア「経理の平均残業時間って多いの?繁忙期と閑散期の状況も解説」
経理は月次や年次で対応業務のスケジュールがほぼ決まっているので、基本的に残業時間を調整しやすいです。例えば月次業務は、以下のような業務を月末や月初に行うことがほとんど。
- 売上金の入金確認
- 前月末の売上や支出確認
- 請求書発行の確認
- 経費精算
- 月次仕訳処理
- 月次決算書作成
一方で経理には繁忙期と閑散期があるので、繁忙期である月末や月初は残業時間が増えることが多いです。
月平均では20〜30時間の残業でも、そのほとんどが月末や月初に偏るという場合も多いですね。
このように経理の残業時間は一般的に月平均20〜30時間程度ですが、これは会社の規模や部署体制、担当業務などによっても変わります。
毎月20〜30時間以上残業をしている経理は、平均より残業時間が多いということを認識しておきましょう。
残業や仕事の悩みに関しては、キャリアコンサルタントの方が運営するこちらのブログもおすすめです。
経理はなぜ忙しい?会社・担当業務・経理経験のせい
会社が残業体質だから
経理が忙しいのは会社が残業体質であるためです。全体的に残業が多い会社の場合、経理部門の残業も多くなる傾向にあります。例えば会社が残業体質になるのは、以下のような理由です。
- 人手不足
- 業務体制が整っていない
- 定時に帰りにくい雰囲気
- 管理職やリーダーのマネジメント不足
このように経理が忙しいのは、会社が残業体質であることが大きな要因と言えます。もしあなたの働く会社が残業体質な場合、すぐにその状況を改善するのは容易ではありません。
会社の体質や風土を変えるのは簡単なことじゃないですよね…
仕事の上手なこなし方についてはこちらの記事もおすすめです。
決算業務や税務申告など担当業務が忙しい性質のものだから
経理が忙しいのは、決算業務や税務申告など担当業務自体が忙しい性質のものだからです。例えば大手企業の経理部門では、以下のように連結決算を実施します。
- 国内外の多数の子会社から財務データを収集
→大量のスケジュール調整や確認作業が必要 - 連結財務諸表を作成
→高度な専門知識と経験が必要
連結決算は高度な専門知識と経験を必要とするため、一般的に残業が増える傾向にあるのです。そのため決算業務や税務申告の担当になると、経理の仕事は忙しくなる傾向にあります。
決算など時間のかかる業務こそ、業務効率化を進める必要があります!
経理業務に慣れていないから
経理が忙しいのは、経理経験が浅く経理業務に慣れていないからです。新人の経理部員は以下のように学ぶべきことが多く、習得するまでには時間がかかります。
- 会計知識
- 会計システムの操作
- 税務知識
- 会社原則
- 財務分析
例えば新人の経理部員が初めて年次決算を経験するとき、多くの新しい業務に直面しますよね。年次決算は複雑であり経験が浅いと効率的な対応が難しいため、仕事が特に忙しくなる場合があります。
そのため新人の経理部員は必要な知識やスキルを習得し、効率的に業務を遂行できるようになるまで忙しい状態が続く可能性があるのです。
経理の一通りのサイクルを学ぶには、最低1年の経験が必要ですよ!
経理の忙しさを改善する3つの方法
経理の忙しさを改善するには、改善度の大きいものから順に以下3つの方法があります。
- 改善度大:転職する
- 改善度中:担当業務を変更する
- 改善度小:経理業務を効率化する
改善度大:転職する
「会社が残業体質で担当業務も変えられない!」という場合は転職が最適解。経理の仕事や忙しさは企業により異なるため、以下のような企業に転職することで大幅に忙しさを改善することも可能です。
- 自分のスキルや経験に合った企業
- 業務効率化の意識が高い企業
- 残業が少ない風土の企業
会社の意識や環境をすぐに変えるには、転職しかありません。忙しすぎる現状に耐え続けるよりも、前向きに転職活動を始めてみましょう!
「忙しすぎて転職活動の時間が取れない…」という人は、転職エージェントの活用がおすすめです!
転職活動はノーリスクなので、まず別の企業を知ることから始めましょう!
改善度中:担当業務を変更する
「担当業務が忙しすぎてつらい…」という場合は、上司と相談して担当業務を変更することも一つの手です。自分の得意な業務に集中することで効率を上げたり、業務の一部を他のメンバーと分担することで忙しさを軽減することもできます。
例えば担当業務を変更することで、以下のような好循環を生み出すこともありますよ。
- 税務申告の業務が忙しすぎる
- 税理士資格を持つ同僚に担当を変更する
- 自分の得意な財務分析の業務に集中できるようになる
- 残業時間も減り、経理部全体の業務効率が向上
経理の仕事が忙しすぎる場合は、上司と相談して担当業務を変更することも重要な手段。前向きに担当業務を変更すれば経理の中での専門性を高めることもできるので、ぜひ検討してみましょう!
担当業務をずっと変更してくれない場合は、転職も視野に入れましょう。
改善度小:経理業務を効率化する
「とりあえず目の前の忙しさをなんとかしたい!」という場合は、担当する経理業務を効率化しましょう。経理業務は多岐にわたり、その中には無駄な時間や労力がかかるものも多いからです。
エクセルマクロやRPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)などを利用することで、これらの業務を効率化し時間を短縮することを検討しましょう。例えば私の場合、以下のような業務を効率化して1時間かかっていたものを20分程度に削減しました。
効率化前:1時間の業務
- 複数のエクセルで送られてくる明細をひとつのエクセルにまとめる
→手作業 - まとめたエクセルをもとに会計システムへ仕訳を入力
→手入力 - 入力した仕訳明細をダウンロードし、間違っていないか確認
→人の目で確認
効率化後:20分に改善
- 複数のエクセルで送られてくる明細をひとつのエクセルにまとめる
→エクセルマクロで自動化 - まとめたエクセルをもとに会計システムへ仕訳を入力
→RPAで自動化 - 入力した仕訳明細をダウンロードし、間違っていないか確認
→RPAとエクセル関数で効率化
業務を効率化できれば、経理の忙しさは改善できます。効率化ツールをぜひ活用して自分にできるところから始めてみましょう!
効率化ツールの有効活用で残業時間が減り、周りからの評価も上がりました!
経理の忙しさを改善するおすすめのツール・サービス
転職したいなら!経理に強い転職エージェントに登録してみよう
忙しすぎる現状を変えるために転職したいなら、経理に強い転職エージェントに登録しましょう!
具体的には「MS-Japan」や「ジャスネットキャリア」が実績も豊富でおすすめです。
転職エージェントは以下のように転職活動のサポートをしてくれるので、仕事が忙しすぎる経理部員には必須。
- キャリア相談
- 経歴の棚卸し
- 職務経歴書の作成
- 面接対策
- 面接日程調整
- 条件交渉
さらに経理に強い転職エージェントは、経理の仕事に関する深い知識と幅広い経理求人を持っているので安心です。
私も経理に強い転職エージェントを利用して転職し、以下のように労働環境が良くなりました!
- 年収は100万円以上アップ!
- 経理の人数も多く労働時間が調整しやすい
- 在宅勤務やフレックス制度などが利用できる
転職を考えるなら経理に強い転職エージェントに登録することをおすすめします。無料で利用可能でキャリア相談だけでもOKなので、まずは忙しすぎる現状について相談してみましょう!
経理業務を効率化したいなら!エクセルマクロやRPAを活用しよう
経理業務を効率化したいなら、エクセルマクロやRPAを活用しましょう。これらを活用することで経理業務の一部を自動化し、作業時間を大幅に削減することが可能になります。
エクセルマクロはエクセル内での作業を自動化するための機能。経理業務で頻繁に使用されるエクセルの操作を効率化することができます。
RPAはマウス操作やキーボード入力など、人間がPC上で行う作業を自動化するツール。エクセルマクロだけではできない様々な業務の効率化が可能になります。
私の場合はエクセルマクロやRPAを活用して多くの経理業務を効率化してきました。もともと2人でやっていた業務を1人でできるまでに改善したこともあります。
特にエクセルはほとんどの企業で利用しているツールなので、まずはエクセルマクロを有効活用して経理の忙しさを改善しましょう!
エクセルマクロは誰でも有効活用できるのでおすすめ!
忙しすぎるのは「経理だから」じゃない!会社や業務を今すぐ改善しよう!
経理が忙しすぎるのは会社の残業体質・担当業務の性質・経理業務への不慣れさが原因。忙しさを改善する方法としては、転職や担当業務の変更、経理業務の効率化がおすすめです。
「経理の仕事が忙しすぎるから、根本的になんとかしたい!」という人も多いですよね…
この中でとくに効果が高いのは、転職です。忙しすぎる現状を根本的に改善したい人は、転職エージェントにまず相談してみましょう!転職活動だけならノーリスクなので、一度相談してみることがおすすめですよ。